ETCカード

ETCパーソナルカードの作り方・発行期間・かかるデポジットを解説

 

ETCカードを発行したいけど、そもそもクレジットカードの審査に通過できない…。

そんな方におすすめしたいのがETCパーソナルカードです。ここでは、ETCカードが欲しくても作成できないと悩んでいる方に向けて、ETCパーソナルカードの解説を進めていきたいと思います。

作成方法はもちろんのこと、発行期間やデポジットまで、様々な角度からETCパーソナルカードを紹介していきますよ。

ETCパーソナルカードの作り方

ETCパーソナルカードは、以下の6社が共同で発行しているカードです。

  • NEXCO東日本
  • NEXCO中日本
  • NEXCO西日本
  • 首都高速道路株式会社
  • 阪神高速道路株式会社
  • 本州四国連絡高速道路株式会社

このように記載するとなにやら特殊なカードかと思われがちですが、使い方、通行料金の割引額ともに一般的なETCカードと変わりません。

早速、具体的な作成方法の解説に移っていきましょう。

ETCパーソナルカードの作成方法

ETCパーソナルカードは、以下の流れを踏んで作成していくことになります。

  1. 申込書を入手する
  2. 申込書に必要事項を記載し、パーソナルカード事務局に送付する
  3. 所定のデポジットを振り込む
  4. ETCパーソナルカードの到着を待つ

ここまでがETCパーソナルカードの作り方です。これだけを見ればシンプルに見えなくもないですが、実際のところはなかなか骨が折れる作業です。

既にお気付きの方もいるかもしれませんが、まず、ETCパーソナルカードはインターネットからの申し込みに対応していません。このネットの時代に…。」という心の声が湧き上がりそうなところですが、対応していないものは仕方がありません。

素直に申込書を以下のいずれかの方法で入手しましょう。

  • 高速道路のサービスエリアでもらう
  • ETCパーソナルカード事務局に電話して送付してもらう

ETCパーソナルカード事務局
TEL 044-870-7333(土日、祝日、年末年始除く9:00~17:00)

申込書を入手したら、必要事項を記載した上で、パーソナル事務局へ送付します。申込者に不備がなければ、デポジットの振込用紙が送付されてきます。あとはコンビニや郵便局などでデポジットを入金すれば手続きは完了です。ETCパーソナルカードの到着を待ちましょう。

ETCパーソナルカードのメリット

さて、ここからはETCパーソナルカードのメリットやデメリット、割引額についてみていきたいと思います。

まず、メリットとしてETCカードを作成できない方でも、審査なしで発行できる点にあります。ETCカードは本来、クレジットカードの紐付けで発行するのが一般的ですが、そもそもクレジットカードの審査をクリアすることができなければ、付随するETCカードも入手することはできません。

そういった意味では、クレジットカードを発行できずにいる方や、クレジットカードの発行に抵抗がある方にとって、非常にありがたいのがETCパーソナルカードというわけなのです。

ETCパーソナルカードのデメリット

ETCパーソナルカードのデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 最低20,000円のデポジットが必要
  • 1,234円の年会費が必要
  • ポイント還元はない

まず、最低でも20,000円のデポジットを預けなければ、ETCパーソナルカードは発行できません。

デポジットなので、カードを解約すれば返金はされるのですが、デポジットを支払ってでもETCパーソナルカードを発行しようと思う方であれば、なかなかカードを手放すこともないでしょう。特に、お金のやりくりで精一杯の方にとっては、一時的とはいえ、20,000円の出費は痛いです。

また、年会費が必ず求められることもデメリットの一つです。年会費無料で発行できるクレジットカードの中には、ETCカードも含めて永年無料で入手できるものはザラにあります。

その点を踏まえれば、毎年毎年ランニングコストを支払うのは少々抵抗がありますよね。

そして、いくらETCパーソナルカードで決済をしても、ポイントの還元は一切期待できません。中には例外もありますが、クレジットカードからの紐付けで発行したETCカードの場合、ETCカードの利用でもポイント還元が得られるのが一般的です。

使えば使うほど、通常のETCカードの場合と比べ、節約効果に差が生じていくことを思えば、この点も軽視することができないポイントと言えましょう。

年会費無料で発行できるETCカードは『ETCカードが無料で発行できるおすすめを徹底比較|本当にお得なETCカード』の記事で詳しく紹介しています。

ETCパーソナルカードで得られる割引額

続いて、割引額についてみていきましょう。ETCパーソナルカードで得られる割引額は、クレジットカードからの紐付けで作成される一般的なETCカードと同様です。ETCによる主な割引は、大きく分けて以下の3種類に分かれます。

  • 平日朝夕割引
  • 深夜割引
  • 休日割引

以下に、それぞれの割引の詳細を確認していきましょう。

平日朝夕割引

平日朝夕割引は、以下の時間帯に享受できる割引です。

  • 朝6時〜9時
  • 夕方17時〜20時
    ※割引はそれぞれの時間帯において1日1回のみ

また、割引概要は以下の通りです。

  • ETCカードごとの1ヶ月(1日から末日まで)の割引対象となる利用回数に応じた還元率を、割引対象区間の通行料金のうち最大100km相当分に適用。
  • 還元分は、利用月の翌月20日にETCマイレージサービスの還元額(無料通行分)として付与
1ヶ月の割引対象となる利用回数と還元率
5回〜9回まで通行料金のうち、最大100km相当分を約30%還元
10回以上通行料金のうち、最大100km相当分を約50%還元

※1ヶ月における利用回数が5回に達しない場合は適用なし

なお、割引対象道路は、NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)及び、宮城県道路公社の仙台松島道路となります。

深夜割引

深夜割引の割引時間帯と割引率は以下の通りです。

  • 毎日0時〜4時
  • 30%割引

また、割引対象道路は、NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び、宮城県道路公社の仙台松島道路となります。※京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路を除く

休日割引

休日割引は、普通車および軽自動車(二輪車など)限定の割引です。割引対象日は以下の通りで、割引率は30%となっています。

  • 土曜日
  • 日曜日
  • 祝日
  • 1月2日
  • 1月3日

また、割引対象道路は、NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)及び、宮城県道路公社の仙台松島道路となります。

ETCパーソナルカードの発行期間

次に、ETCパーソナルカードの発行期間についてみていきましょう。インターネットでの受付を行っていないことからもわかる通り、ETCパーソナルカードの発行にはそれなりの期間が必要となりそうです。

実際のところ、具体的にはどれくらいの期間を想定しておけば良いのでしょうか。

申込書は直接取りにいく方が手続きは早い

少しでも早くETCパーソナルカードを発行したい場合、申込書を直接、高速道路のサービスエリアに取りにいくことが大切です。

ETCパーソナルカード事務局に電話連絡して取り寄せるという方法もありますが、どうしても郵送のやりとりが余分に発生するため、スピード感は期待できないでしょう。

また、郵送のスピードそのものを早めることはできないため、申込書への記入やデポジットの入金などの手続きを迅速に行うことが、ETCパーソナルカード発行のスピードを上げるためのポイントとなってきます。

申し込みから発行までは約3週間〜1ヶ月程度

公式ホームページに明確な記載がないため、あくまでも推測の域を出ませんが、ETCパーソナルカードの申し込みから発行までは早くて約3週間〜1ヶ月程度と考えられます。判断材料としては、ホームページに記載のある以下の内容です。

デポジットの入金から、カードが手元に届くまでにおおよそ2週間を要する
出典:GO!ETC

早い方であれば、申込書の入手〜送付までは1日〜3日程度で済ませることができるでしょう。その後、ETCパーソナル事務局から返送されてくる振込用紙の到着を待ち、振込手続きをスムーズに行えば、デポジットの入金手続きまでの作業はおおよそ1〜2週間で完了します。

  • 申込書の入手からデポジットの入金手続きまでで約1〜2週間
  • デポジットの入金からカードが手元に届くまでに約2週間

これらを合算すると約3週間〜1ヶ月となりますね。郵送のやり取りの間に土日祝や連休を挟んでしまうと、さらに時間がかかるかもしれませんが、だいたいこれくらいの期間を見込んでおけば良いでしょう。

個人事業主でも発行できるETCカードについては『ETCカードは個人事業主でも作れる!個人事業主におすすめのETCカード』の記事で更に詳しく解説しています。

ETCパーソナルカードのデポジットの仕組み

さて、最終章でみていきたいのは、ETCパーソナルカードのデポジットの仕組みについてです。

デポジットの最低金額が20,000円であることは前述した通りですが、そもそもどういう仕組みで20,000円になるのでしょうか。最低金額で20,000円ということは、それ以上の金額を預ける必要性も出てくるのでしょうか。

以下、ETCパーソナルカードのデポジットの詳細について解説を進めていきます。

デポジットが必要な理由

そもそも、なぜデポジットが必要なのでしょうか?なぜデポジットが必要なのかに関しては、ETCパーソナルカードを使用した場合の支払いが、翌月の引き落としになることが関連しています。

つまりETCパーソナルカードのデポジットには、利用〜支払いまでの期間において、通行料金の債務を保証するという意味合いが込められているのですね。

もちろん、デポジットはプリペイドカードのような前払金ではないため、通行料金の支払いに充当することはできません。

デポジットの料金の仕組み

ETCパーソナルカードを申し込む際に必要なデポジットの金額は最低20,000円です。最低20,000円というのはどういうこと?と疑問に思う方もいることでしょう。

厳密に言えば、有料道路の月間平均利用額の4倍を預けるというルールになっています。

月間平均利用額
(5,000円単位で切り上げ)
デポジット額
5,000円20,000円
10,000円40,000円
15,000円60,000円
20,000円80,000円

5,000円単位で切り上げとなるので、たとえば月間平均利用額が6,000円の場合、デポジットとして40,000円が必要ということです。

なお、デポジット金額が最低の20,000円の方については、未決済の残高がデポジットの70%に達した時点で、登録口座から口座振替によって、増額デポジットとして20,000円が預託されることになります。

また、無事にETCパーソナルカードが発行できた後でも、以下に該当する場合は利用停止となる可能性があるため注意が必要です。

  • 支払いの済んでいない利用金額の合計がデポジットの80%を超える場合
  • 利用金額の支払いがない場合
  • デポジットの増額に応じない場合
  • デポジットが20,000円の方で、口座振替によるデポジット増額ができない場合

デポジットを正しく預託し、通行料金を期日までに支払うのは至極当然のことですね。ETCパーソナルカードは、審査なしで発行できるというメリットを得ている以上、ETCパーソナルカードは正しく利用するようにしましょう。

ETCパーソナルカードは個人でも発行できますが、個人事業主や法人でも審査なしで発行できるETCカードがあります。詳しくは『ETCカードを審査なし・クレジットカードなしの作り方!会社員・個人事業主・法人も!』の記事を参考にしてください。

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まとめ

ETCパーソナルカードは、デポジットと年会費を支払う代わりに、審査なしで発行することができるETC専用カードです。

クレジットカードの審査をクリアできない方や、クレジットカードそのものを発行することに抵抗を覚える方にとっては、非常に便宜性の高いカードと言えますね。

ただし、申し込みをしてからすぐに入手できるカードではないため、最低でも1ヶ月程度の期間はみておくのが良いでしょう。

諸事情でクレジットカードからETCカードが作成できない方はぜひ、本記事を参考にしていただき、ETCパーソナルカードを活用してみてくださいね。

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